①問い・アイデア・疑問(探究の概要・タネ)
私は将来、福祉の分野で働きたいと考えている中で、メタバースを活用した支援の取り組みに興味を持ちました。メタバースとは、インターネット上にある仮想空間で、アバターを使って人と交流できる場のことです。顔や本名を出さずに参加できるため、人との関わりに不安を感じる人でも利用しやすいです。
2024年11月14日から始まった名古屋市の「ゆるリリンク」では、このメタバースを活用して、ひきこもり状態にある人同士が交流できる場を提供しています。そこで私は、対面の場に出ることが難しい人にとって、メタバースの空間が新しい居場所になり得るのではないかと考えました。
②【Vision】問い・アイデアの詳細と魅力(○○な想いから××を実現したい/○○に課題を感じ××解決したい/○○な環境・カルチャー・世界を創っていきたい、など)
名古屋市の調査では、ひきこもり状態にある人が市内で約22,600人いると推計されているそうですが、実際に相談機関につながっている人は多くないそうです。このことから、対面中心の支援だけでは、支援を必要としている人全員に届いていない可能性があるそうです。そこで名古屋市では、顔や名前を出さずに参加できるメタバース空間を、新たな支援として活用しているそうです。
このようなメタバース空間は、人と関わることへの不安を少し和らげてくれると思いました。誰かとつながる第一歩として、メタバースが居場所になる社会を実現できたらいいなと感じました。
③【Mission】実現に必要なことは?(モノ/コト/活動/サービス等)
この取り組みを実現するためには、誰でも気軽に参加できるメタバース空間を用意することが必要だと考えます。「ゆるリリンク」では、顔や名前を出さずにアバターを通して参加でき、何度でも無料で利用できるそうです。このように、金銭的な負担や心理的なハードルを下げることで、これまで支援につながりにくかった人も参加しやすくなると思いました。
④【Value】誰にどのようなメリット・利益を届けられる?
この取り組みは、これまで支援につながることに不安を感じていたひきこもり状態の人にとって、安心して利用しやすい新しい場になると感じました。直接会う必要がなく、自分のペースで人と関われることで、無理をせずに人との関わりを持てる点が大きな特徴だと思います。また、行政にとっても、これまで届きにくかった人に支援や情報を伝えられる新しい方法として、意味のある取り組みだと感じました。
⑤【Hint/Research】関連しそうな企業・大学・ヒト・モノを探してメモしよう!
今回の探究では、名古屋市が行っている「ゆるリリンク」を中心に調べました。しかし、メタバースを活用した支援は名古屋市だけでなく、他の自治体でも行われています。名称や取り組みの形は地域によって異なりますが、メタバースを支援の一つの方法として活用しようとする動きが広がっていることがわかりました。

⑥どのような社会実装が想定されるか?
将来、メタバースは対面や通話と並ぶ、新しい支援の形として広がっていく可能性があると感じました。一方で、現時点では利用者数が多いとは言えず、まだ十分に知られていない取り組みでもあると思います。
働く世代の人が社会に出られない状況は、本人だけでなく家族にとっても大きな負担になりますし、社会全体にとっても課題だと感じました。そうした人たちが少しずつ社会とつながっていくために、IT技術が発達した今だからこそ、メタバースは福祉の可能性を広げる一つの方法になるのではないかと考えました。
コメント